プロフィール

KITORA

  • Author:KITORA
  • Welcome to KITORA's GBlog (Giga Blog).
    This is KITORA's personal weblog. I just hope you to find something that makes you happy!
    Please visit my main blog if you have enough time to enjoy.

    KITORA's GBlog へようこそ!
    この weblog では観劇、映画・音楽鑑賞の感想等を書き綴る予定です。読書関連や日記はメインの Blog である KITORA's Blog に書いております。こちらへも是非お越し下さい。
    また、過去の観劇レポートはこちらの一覧をご参照下さい。
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
Access Analyzer

ブロとも申請フォーム
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | 【--------(--) --:--:--】 | Trackback(-) | Comments(-)
BOOK
昨日・今日と大阪・日本橋にあります in→dependent theater 2nd にてPeacePit HYT(Half Year Theater)2 の「BOOK」を観て来ました。

PeacePit の主宰である末満氏が立ち上げた半年間で一本の芝居を作るワークショップ Half Year Theater。

Vol.2 である今回は「BOOK」、なんと5部構成で 1+2、3+4、5 章の三本の公演を一日半で観てきた訳です。
演じる方も大変ですが、観る方も大変でした…… (^_^;)

物語は架空世界 BOOK で進行。
一冊(全五巻)の本で描かれている内容がリアルタイムで実体となって進行するのだが、
そこに不確定要素が紛れ込んでくる……
作者ベン・ハートのペンと原著がこの世界に流れ着いたのである。
そこで、この世界が架空世界である事を実感出来る人々が覚醒者として
認知し、このペンで原著の行間に書き記し、その内容から
充分に整合性が取れるようになった事が現実としてこの世界に波及する。
つまり、ペンと原著を得た覚醒者にはオリジナルストーリーではなく
サイドストーリーの支配者になれる……

上演中に大きなレリーフが舞台に登場し、回転する事で表と裏、
つまりは本編と行間の世界が切り替わる趣向。

各巻の主な登場人物と概要は以下の通り。



★第一巻 「A Far-Off BELGUIGAN;遥かなるベルギガン」

Chetbit:ツェットビット・オルウェン;江本真理子
Ifreeta Devon:イフリータ・デヴォン;森口直美
Nohman Brahkin:ノーマン・ブラーキン;守田達也
キロフィア・オルウェン;三浦求
Lancelots Von Book:ランスロッツ・フォン・ブック;佐藤博昭
ヨーギー・ハルハル;治田絵里子
ゼルデン;川良正美
シェーラ・ブラーキン;磯野カツコ

本編としてはブック国の王都ベルギガンに於いて、魔女メルタの陰謀により五つ子の第一王子であるランスロッツの暗殺が画策され、何とか逃げ仰せたユピーの元で辺境の村ロランでランスロッツは成長する。
そして王家の者に流れるアンチマジックに目覚めたランスロッツはベルギガンへと向かう……

行間としてはロランに住むツェットビットは「BOOK」と題された本を持つ満身創痍のイフリータに出会う。
イフリータは BOOK の力を悪用しようとする「右腕」という組織から BOOK を守っていたのだった。
その組織の者達は皆右腕に入れ墨を入れており、その入れ墨は覚醒者のみに見る事が出来るのだという……

この巻の感想としては冒頭の殺陣がやはり気になりました。
得手不得手がハッキリと出てしまうだけに、やはり剣に気を取られるのはマイナスではないでしょうか……

★第二巻 「Blotted Out AREHANT;忘却のアレハント」

Are Slider:アル・スライダー;仲井哲平
Near Lamburg:ニア・ランバーグ;中野裕貴
Tara Belltino:タラ・ベルティーノ;立花明依
Cat's Knight:猫の騎士;丹下真寿美
グレンデル・エルデ;吉ひろ子
ケイトフィッシュ・ラフラン;門野利香
ロイス・フォン・ブック;田中ひとみ
ヌー・バル・ハランス学長;GA-KO

本編としては王都ベルギガンの王立学院に入学したランスロッツは彼が戻ってきた事で王位継承権を第二位へと降格に相成った第二王子のリーズフェルトと事ある毎に対立する。
リーズフェルトからランスロッツへと思いの先を変えてしまうサフィラを巡り二人の対立はその頂点へと向かい、ついには学院主催の剣術大会で二人は争う事となる……

行間としては王立学院の生徒であるアルとニアが偶然 BOOK を拾い、その行間に書き込まれた内容と最近学院内で起きていた奇妙な事件との合致に気付き、謎解きを始める……

アルとニアのコンビがなかなかに楽しくてこの巻の構成は実に良かったと思います。
それと立花さんは頭脳世界フジオの時にも思ったのですが、こういう役回り実に絵になります。

★第三巻 「Requiem Voices MARIEBELL;鎮魂のマリーベル」

Father Waltz:ワルツ・シュプレーツェン神父;北埜泰大
Mimi Rabbifitミミ・ラビフィット;桜井こまり
オルダー・ソウル;藤野美喜子
マルコ・ホーテンバーグ;栗山洋輔(客演)
ガーゴイル;大雅佳代
ソイル・スタイニーズ;宮崎真澄
ユラ・マードック;溝端理恵子
モーガン・ホーテンバーグ村長;磯野カツコ

本編としては国王となったランスロッツによって追放されたメルタが冥界を手中に収め、現世と冥界を繋ぐ穴から出る瘴気によって地上を腐らせ、いくつもの村を滅ぼした……
ランスロッツの力によって瘴気は払拭されたが、リーズフェルトはメルタの力添えで冥界の王となる。
そして、ランスロッツの婚姻の夜、サフィアをさらいランスロッツに対して宣戦布告する……

行間としては本来 BOOK の中では瘴気病によって滅ぼされるはずであったマリーベル村が BOOK を手にしたワルツ神父によって救われてしまう。そしてこの矛盾が徐々に物語に影響を及ぼし始めていく……

BOOK の改竄によって物語がいよいよ矛盾を帯びていくコアなパートなんですが、何か全体的に暗くて遊びがなくてしんどいパートでした。時間的な配分に対してやや詰め込みすぎだったのかも……

★第四巻 「Firm Promising BENZEL;ベンゼルの盟約」

Franchesca:フランチェスカ・ベルカ;大重藍
Panchuak De Holt:パンチャック・デ・ホルト;徐福健安
Leadsfelt Von Book:リーズフェルト・フォン・ブック;三浦求
ホロン・トロン;近藤ヒデシ(客演)
Merta Orta:メルタ・オールタ;西本佳世
Pisca Orta:ピスカ・オールタ;山本純子
レンマーツォ・フォン・ブック;金谷二義(客演)
ムームー;宮崎純美

本編ではランスロッツとリーズフェルトの対決の最中、第三王子であったレンマーツォが討ち死にする。
そしてその死んだはずのレンマーツォがメルタと結託してランスロッツとリーズフェルトを共に火山に落とし、暗黒王として世界を手に入れる……

行間では盗賊フランチェスカとその配下のパンチャック、ホロン・トロンらが、リーズフェルトの居城へ忍び込み、サフィアと遭遇する。そして、逃げる最中に地下書庫で BOOK と幽閉されていたピスカと遭遇するのだった……

この巻ではフランチェスカの奔放さと言うか自己中心的な暴走と、それに翻弄されつつも味を出しまくるホロン・トロン役の近藤さんの熱演が際だってました。物まねも適度にはまっていて筋を邪魔せずリード出来ていました。

★第五巻 「Tomb Carved OBELUK;オベリクの墓標」
(この巻のタイトルはメモっていたはずなのですが、なくしてしまったので私の意訳です。)

Lancelots Von Book:ランスロッツ・フォン・ブック;佐藤博昭
Windham Troy:ウィンダム・トロイ;吉次正太郎
Cat's Knight:猫の騎士;丹下真寿美
Story B. Heart:ストーリー・B・ハート;野田しおり
Luna Von Book:ルーナ・フォン・ブック;矢ノ口純子
ミセス・チェス・チェンバース;崎本実弥
Young Gorton:若きゴートン;上内賢仁
Tara Belltino:タラ・ベルティーノ;立花明依
ヤン・ローバン;延命聡子

本編ではようやくルーナと若きゴートンにスポットが当たり、ゴートンがレンマーツォを破り、平和を取り戻す。
しかし落ち延びたレンマーツォとメルタは暗黒神の復活に成功し、ふたたび世界は破滅へと向かう。
そんな中、ルーナはゴートンの子供を身籠もる……

行間では物語の外側の世界にある無限図書館で、ストーリーという少年の元を猫の騎士とランスロッツが訪れる。
BOOK 世界の改竄を狙う秘密結社「右腕」妥当の方法を探る彼らはストーリーの力にすがる……

未完であったはずの第五巻と改竄の意図、そして物語世界本編と行間の関係。その全てが明らかになるパートです。
ハッピーエンドではないが、無事着陸を果たせたという心持ちでした。

全巻通しての感想を以下に記します。

行間への書き込みに関しては改竄のルールを参考にして戴くと良いでしょう。

半年間の成果とでも言いましょうか、役者のスキルとしては差が認められるものの
概ね及第点ではないかと思います。
観ていて気になった点としては以下の 2 点です。

一、登場人物が持つ剣
小道具ですのでその物語世界としての雰囲気から形状としては
炎をかたどったもののような曲線を多用したものでしたが、
腰から外すのに結構手間取る人が多かったです。
細かいですけれども、こういうのは観ていて若干興ざめしてしまいます。

二、タイトルや状況説明のテロップ替わりの文字板(A4 サイズの紙)
こちらも物語世界というか雰囲気重視の趣向なのですが、
はっきり言って見辛かったです。
DVD で見ると違うのかも知れませんが、生で見ていると座っている席によって
大分と見え方が違う気がしました。
たまに並び間違うのはご愛敬でしたが……

その他
オープニング(全巻通して同じでしたが)の雰囲気、
猫の騎士の足(ぬいぐるみ部分)の取り扱い等は秀逸。
ここはマジで物語世界への導入として完璧だったと思います。
個人的にはとても好きです。

全五巻通しで、¥2,800 * 3 =¥8,400- 総上演時間 10 時間級の芝居でしたが、
決して高かったとは思いません、内容的に充分堪能できるものでした。
末満氏の作品・物語構築能力の高さを再認識した次第です。
細かな揚げ足取りをすることは可能かも知れませんが、
ルール設定のくだりなどはすばらしいと思います。
個人的には物語世界故のループはちと強引とも思いますが、
それは主観の違いによるものとしても良いかと思います。

ただ、運営としては狭い in→dependent theater 2nd のロビーで並ぶのは大変でした。
外は外で日本橋の電気街なだけに難しいところでしょうけど、
元 Holly's の角を曲がったあたりから誘導するという手もあったので
もう少し混雑を緩和して戴けると有り難かったです。

後は、パンフレットです。原価で売っては儲けも何もなくて、大変なのでしょうけど、
配役をチラシや web だけでなくキチンとパンフに入れて欲しかったです。
それもメインキャストだけでなくて基本的には各巻で誰が誰役か入り乱れるだけに
その辺は考慮して欲しかったです。
BOOK 本編単独で書籍として出版しても良いのではないだろうか……
少なくとも私は金を出して読んでみたいと思っています。
(Reasonable Cost である事が重要ではありますが)

難点といえば、各巻の和文タイトルもしかりです。五巻に至っては見た人以外知る由もない……
(配布された主な配役表で記されたタイトルは誤植で四巻とかぶっていましたし、
チラシのものは英文のみでしたから……)

登場人物のスペルもせっかくつけたのでしたらもっと大きくパンフに記載して戴きたかったです。
寧ろそれで原価以上のプライス設定の方が買う側としては嬉しく思います。

BOOK の公式ブログの現時点での最後の記事はこちら
スポンサーサイト
Theatrical Performance | 【2007-03-26(Mon) 23:36:39】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。